最新の白内障手術装置センチュリオン・アルゴスを導入
-
当院では最新の技術を搭載した装置で手術を行います。
メリット1:眼圧を一定にする
灌流制御システムにより眼圧の変動を減少させる機能を搭載した白内障手術装置です。
白内障手術では術中の眼圧の変動が問題となっていて、これが手術の安全性・安定性・効率性を妨げていました。
術中に変化する灌流圧(手術中に眼に注入する液による圧力)を自動的にモニタリングし、眼内圧の変動を抑制することができるので、眼圧が安定し、白内障手術の安全性が向上します。
合併症等のリスクを軽減してくれるので、今までより、さらに安心して手術が受けられます。
術後のリスクも軽減します。
メリット2:手術時間の短縮と精度の高い手術
スピーディな白内障手術を実現させるのに、非常に有用な手術装置で、手術を受ける患者様の負担を減らしてくれます。
また、最少1.8mmという今までにない極めて小さな切開で手術が行えるので、術後の炎症、乱視化、感染などのリスクが低減されます。
手術時間が短いので創口がきれいな手術を行うことができます。
CENTURION® VISION SYSTEM WITH ACTIVE SENTRY®
-
センチュリオンとアルゴスを連携することで精度を高めています。
ARGOS(強膜血管、角膜輪部などの高解像度データを測定)での術前検査の数値とペアリングさせることでより最適なレンズの選択が可能となります。
白内障手術で挿入する眼内レンズの度数を決定するにあたって、最も重要となる眼軸長(眼球の長さ)を含めたデータを測定するための検査装置です。
眼内レンズの度数は、角膜の形状と眼軸長を基に複雑な計算式によって算出されますが、その際、重要なデータとなる眼軸長に誤差があると、眼内レンズの度数のずれに繋がります。当院が導入しているARGOSは、角膜、水晶体、硝子体など屈折率が異なるそれぞれ別の屈折率を用いて眼軸長を測定します。
そのため格段に測定精度が高く、誤差が生じるリスクを最小限に抑えて正確に眼内レンズの度数を決定することが可能になります。
白内障とは
主に加齢が原因で水晶体が濁ってしまう状態を白内障と言います。
水晶体はカメラに例えるとレンズに相当し、レンズ同様に水晶体も透明で光をよく通すのですが、水晶体を作るタンパク質は加齢によって厚みを増し硬くなり、徐々に濁っていきます。この症状が白内障です。
早い方であれば40歳ほどで発症し、80歳を超えるとほとんどの方が白内障の状態にあると言われます。
白内障の症状
-
初期段階では、自覚症状がほぼ感じられないため、白内障に自ら気づく患者さんはほとんどいません。
しかし、病状が進行するようになると、以下のような症状が見られるようになります。- 目が霞んで、辺りが白く霧がかかったように見える
- 明るいところでは、かえって見えづらい
- 太陽光や街灯、車のヘッドライトなどの光をひどく眩しく感じる
- 眼鏡をかけても、小さな文字が読みにくくなる
白内障の手術
-
白内障の手術方法はいくつかありますが、当院では超音波乳化吸引術による施術になります。
この方法は日帰り手術でよく用いられており、具体的には濁った水晶体を超音波で砕き、それをシャーベット状にして吸引切除する方法になります。
同施術では水晶体を包んでいる袋を残しますが、この水晶体が入っていた袋に眼内レンズを挿入します。
手術の流れ
-
●手術3日前から点眼を開始します。
●手術前日
入浴、洗髪、洗顔をお済ませください。
●手術当日
術前の点眼をします。
洗顔して来院下さい。
お化粧はしないで下さい。
来院時の運転はご自身でなさらないで下さい。
●手術中
手術時間は15分程度です。
手術中は出来るだけ顔と体を動かさないで下さい。
●手術後
術後しばらく安静にして頂きます。
体調に異常がなければお帰り頂けます。
翌日の受診まで眼帯は外さないで下さい。
お支払いは翌日の受診時となります。
●術後1週間程度の事
術後の点眼後に清浄綿を使用します。
術後1週間は保護メガネを終日装用して頂きます。
使用する眼内レンズ(単焦点レンズ)ついて
1点にのみピントが合うレンズのことを単焦点眼内レンズと言います。
人間の目は、通常近くにも遠くにもピントを合わせることができます。
しかし、この単焦点眼内レンズは焦点が1点のみのため、顔前からどのくらいの距離に合わせるかを術前に決める必要があります。
※多焦点眼内レンズ(遠くと近くが見える遠近両用)をご希望の方は、施行している他の施設をご紹介します。
費用について
例) 自己負担割合1割の方が単焦点眼内レンズを用いた白内障手術を受ける場合
保険適応である水晶体再建術 (白内障手術) 費用 約 15,000円