
白内障とは

白内障は、眼の水晶体が濁ることで視力の低下を引き起こす一般的な眼疾患です。
水晶体は眼球内のレンズの役割を果たし、光を網膜に焦点を合わせることで、私たちが鮮明に物を見ることを可能にしています。
このレンズが濁ることで、画像がぼやけたり、色が褪せたり、視界が暗くなるなどの症状が発生します。
白内障の症状
- 視界が霞がかっている
- 夜間見えづらい
- 光をまぶしく感じる
- 眼鏡をかけても、視力があがらない
白内障の手術
進行した白内障の治療法は手術であり、濁った水晶体を除去して人工のレンズを挿入します。
この手術は非常に一般的で、成功率が高く、多くの患者様が術後に大幅な視力回復を経験します。

手術の流れ
- 手術3日前から点眼を開始します。
- 手術前日
入浴、洗髪、洗顔をお済ませください。 - 手術当日
術前の点眼をします。
洗顔して来院下さい。
お化粧はしないで下さい。
来院時の運転はご自身でなさらないで下さい。 - 手術中
手術時間は15分程度です。
出来るだけ顔と体を動かさないで下さい。 - 手術後
安静にして体調に異常がなければお帰り頂けます。
翌日の受診まで眼帯は外さないで下さい。
お支払いは翌日の受診時となります。 -
術後1週間程度の事
術後の点眼後に清浄綿を使用します。
術後1週間は保護メガネを装用して頂きます。
白内障手術で使用している眼内レンズの種類の手術
単焦点眼内レンズ
単焦点眼内レンズは遠方、中間、または近方のいずれか一点の焦点に合わせて設計されています。
このレンズを使用する場合、遠くに焦点を合わせた際に手元が見えにくくなるため、適宜メガネが必要になることがあります。
単焦点眼内レンズは保険適用の対象となるため、治療費を抑えることができます。
多焦点眼内レンズ
多焦点眼内レンズは遠方から近方まで広範囲に焦点を合わせることができるため、メガネへの依存度を減らすことが可能です。ただし、全ての場合にメガネが不要になるわけではありません。
多焦点眼内レンズは「選定療養」として扱われ、レンズ代の自己負担が必要です。
※選定療養について
選定療養は、追加の費用を支払うことで保険適用外の治療を受けることができる制度です。
多焦点眼内レンズを選択した場合、手術そのものや関連する医療行為は保険適用となりますが、レンズ代は自己負担となります。
費用について
「単焦点眼内レンズ」を用いた保険適用(自己負担割合1割)の白内障手術を受ける場合
片目 約 15,000円
「多焦点眼内レンズ」を使用する場合は自費診療部分(多焦点レンズ代金)を別途支払っていただく形になります。
費用はレンズ選びなどにより人によって異なりますので、詳しくはスタッフにお問い合わせください。
最新の白内障手術装置センチュリオン・アルゴス・カシア2を導入
アルゴス(ARGOS)による正確な眼軸長測定
ARGOS(強膜血管、角膜輪部などの高解像度データを測定)での術前検査の数値とペアリングさせることでより最適なレンズの選択が可能となります。
白内障手術で挿入する眼内レンズの度数を決定するにあたって、最も重要となる眼軸長(眼球の長さ)を含めたデータを測定するための検査装置です。
眼内レンズの度数は、角膜の形状と眼軸長を基に複雑な計算式によって算出されますが、その際、重要なデータとなる眼軸長に誤差があると、眼内レンズの度数のずれに繋がります。
当院が導入しているARGOSは、角膜、水晶体、硝子体など屈折率が異なるそれぞれ別の屈折率を用いて眼軸長を測定します。
そのため格段に測定精度が高く、誤差が生じるリスクを最小限に抑えて正確に眼内レンズの度数を決定することが可能になります。

カシア2(CASIA2)とアルゴスのデータを連携することでさらに精度を高めます
最近では、乱視を矯正するレンズや、遠近両用の多焦点レンズなど、選択肢が広がっています。
CASIA2の導入で眼球の前方(角膜〜水晶体)の構造を詳細に観察することが可能になりました。
角膜の形状を詳しく解析し、アルゴスの眼軸長のデータと連携することで、その方に最適なレンズの種類や、レンズを固定するべき角度をより正確に決定できるようになり、術後の「見え方の質」が向上します。

べリオン(VERION)により全ての患者様に最適で正確な手術を提供
手術中の切開位置や眼内レンズの固定位置を、手術顕微鏡にデジタルガイドで表示させる装置です。
今までは術者は別のモニター画面で確認し、目分量による切開やレンズ固定を行っていました。しかし、VERIONは術中に正確な切開創や固定位置をデジタルガイドで顕微鏡に同時投影しますので、より正確に手術をすることが可能になりました。

センチュリオン(CENTURION)ゴールドにより眼圧を一定保ち、手術時間の短縮と精度の高い手術を提供
灌流制御システムにより眼圧の変動を減少させる機能を搭載した白内障手術装置です。 白内障手術では術中の眼圧の変動が問題となっていて、これが手術の安全性・安定性・効率性を妨げていました。 術中に変化する灌流圧(手術中に眼に注入する液による圧力)を自動的にモニタリングし、眼内圧の変動を抑制することができるので、眼圧が安定し、白内障手術の安全性が向上します。 合併症等のリスクを軽減してくれるので、今までより、さらに安心して手術が受けられます。 術後のリスクも軽減します。
スピーディな白内障手術を実現させるのに、非常に有用な手術装置で、手術を受ける患者様の負担を減らしてくれます。 また、最少1.8mmという今までにない極めて小さな切開で手術が行えるので、術後の炎症、乱視化、感染などのリスクが低減されます。 手術時間が短いので創口がきれいな手術を行うことができます。
CENTURION® VISION SYSTEM WITH ACTIVE SENTRY®



